
おには丑寅(北東)の方角にすむといわれたんだ。
丑(牛)から角が生え、寅(虎)からきばと虎がらのパンツの姿になったといわれるんだよ。
(くもんなぜなぜカレンダー2020/02/01より)
もうちょっと深堀してみよう。
鬼(おに)って何?
昔の人が災いや恐怖、異界などを人の目に見える形にしたもの。
時代によって姿や意味は変わってきたが、いまわたしたちがよく知る「角の生えたこわそうな鬼」は、仏教の地獄観が入ってきたことで、だんだん「地獄で罪人を責める獄卒」のようなイメージを持つようになった。
鬼の角
鬼の角は、「このものは人間ではないぞ」と知らせるしるしのようなもの。
角は鬼のこわさや荒々しさを表す見た目の記号として使われ、丑寅の丑(牛)の角とも結びついて、今の鬼の姿になっていった。
丑(うし)って何?
丑は十二支の二番目のしるしで、牛が対応している。方角では北北東を表す。
昔は方角にも十二支を当てはめていたため、北東は丑と寅のあいだとして丑寅と呼ばれた。

鬼がこの丑寅の方角にいると考えられたことから、丑=牛の角、寅=虎の牙(きば)や虎柄が、鬼の姿と結びついた。
寅(とら)って何?
寅は十二支の三番目のしるしで、虎が対応している。方角では東北東を表す。
鬼がこの丑寅の方角にいると考えられたことから、寅=虎のイメージが、鬼の牙や虎柄のパンツと結びついた。
なぜ鬼は北東にいるとされたの?
北東は、北の「冬・夜・陰」と、東の「春・朝・陽」が切り替わる境目の方角と考えられた。
昔の人は、こうした変わり目には災いが入り込みやすいと考えた。
そこへ中国由来の「北東は鬼や霊が出入りする方角」という考え方も重なって、北東=鬼門になった。
鬼門って?
鬼や災いが出入りすると考えられた方角のこと。
北東に鬼の門がある
中国の古い書物「山海経(せんがいきょう)」では、北東は人の世界と異界の境目にあり、そこを鬼や霊のようなものが出入りすると考えられていた。
→山海経
中国の古い地理書・神話集のような本。
山や海の向こうの土地、そこにいる怪物や神などがたくさん書かれている。
十二支の漢字が実際の漢字と違うのはなぜ?
もともと動物の名前ではなく、順番や方角などを表すためのしるしだった。
そこにあとから覚えやすいよう動物が当てはめられたため、実際の動物の漢字とは違っている。
十二支って何?
もともと年や方角、時刻などを表すための12のしるし。
後からそれぞれに意味や動物が結びつき、今の形になっていった。
→なんで12?
空や方角を区切るのに使いやすい数として古くから用いられ、それが十二支の土台になったと考えられている。